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すいません特設作ってる余裕がないので。イベント情報はoffをご覧ください。私はこれから24日、ヘタすると25日までどろんします。

明日は東京なのにまだレポート終ってませんあっはっは。なんとかしてみせます。
PBLが嫌いになりそうです。開発は好きだけどグループによっては自分だけ負担が大きくなって疲れます・・・。

まずはサンプルひとつめ。



短編集なので一部抜粋。誰よりも強くの一部です。


あれよあれよという間に気が付けば綱吉の名前は雲雀綱吉になっていた。ヤクザ事務所を出たその足で役所へ行って(役所って日曜の午後は空いていなかった気がしたのだが、何故か引きつった顔をした職員が待っていた)婚姻届を貰ってきて、さらにそのまま綱吉の家へ直行である。
なんと親に挨拶をされてしまった。しかもあれだ。娘さんをください、ってやつ。嘘だろ。
奈々はそれはもう大喜びで(いやおかしいと思おうよだってオレ人と付き合ってるそぶりなかっただろ?!と綱吉はつっこみたかったがそれもできなかった) 二つ返事で署名してくれた。ちなみに綱吉の分の署名はとっくに記入済みだ。家庭教師の脅しという名の恐怖に屈した結果である。
笑いたければ笑うがいい。
ていうかおかしい。絶対におかしい。しかも今現在、綱吉は雲雀の家へ引っ越すための準備中だ。とりあえず見て来い、と言われて向かう途中。雲雀が街を見回りたいというから、徒歩で。
見回りって何のだろうとか思いつつ、ほぼまったく知らない相手について調べることにする。
「ヒバリさんって、おいくつですか?」
「二十一」
ということは五つ違いか。少々離れているが、これぐらいならそこまで珍しくもないだろう。
「趣味ってありますか?」
あれ、なんだかお見合いの席みたいだな、と思ったけれど、雲雀はそれを指摘することなく、趣味・・・・・・と、軽く何かを思案し始める。
「・・・・・・群れを咬み殺すこと?」
「むれ?」
何それ。
「こういう輩のことだよ」
そう言うなり雲雀はコンビ二前にたむろしていた、いわゆる不良と呼ばれる人間達を問答無用で地に沈める。むれ、は群れ、と書く。
それを知らない綱吉は突然のことに仰天した。
バキッ、と非常に痛そうな音がする。
「ちょ、ヒバリさんっ?!」
「すぐ終わる」
(いや違いますそっちじゃなくてぇーーー!!)
言葉通り、十秒程の後には、十人近く居た不良は全員咬み殺されていた。屍の山だ。ちなみにそれをなした本人は息ひとつ乱れちゃいなかった。唖然としたまま、もはや言葉もでない。

どうやらとんでもない相手と結婚してしまったらしかった。

**

「雲雀さんの家って、和風なんですね・・・・・・」
「うん。大体空いてるから、好きな部屋を選んでいいよ。離れもあるから、そっちを丸まる使ってもいい」
 古式ゆかしい和風の屋敷は庭からして立派だった。当然のように池があり、鯉か何かが泳いでいる。外側から見るだけでも屋敷は大きくて、しかも離れ。あんぐり間抜けに突っ立っていたら、何してるの、と雲雀にひっぱられて玄関まで連れて行かれる。
(ん?ちょっと待てよ?)
 綱吉は考える。雲雀の家である。つまり当然雲雀の家族がいる。綱吉は今、沢田家で結婚します宣言をしてきたばかりである。雲雀は何を間違ったのか『娘さんをください』と言ってきた。それはつまり。
「オレの番っ?!」
(どどどどどうしようっ、息子さんをください?!いやそれとも不束者ですがとか言うのかっ?!舌噛んだらどうしよう!!最初の挨拶はこんにちは、でも問題なし?!おじぎって何回?!手土産だけは母さんに持たされてたからいいけどオレやっぱりいきなり礼儀知らずなんじゃ?!)
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