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ひとことやらもしかしたら妄想文やら
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帰省してまいりました。本日をもって春休み突入。ついでに退寮してきましたので、これからはいつでもメールができます。うきうきです。少しは更新頻度上げられればいいなぁ。
え、成績ですか?考えちゃいけませんよそんなの。

バレンタインヒバツナ書きましたが他サイトさんの素敵すぎるバレンタインに泣きたくなってきました。書いたのがもったいないので(をい)のっけるにはのっけますが。

あ、あと10万SSのおまけっぽいの。

「蒼弥っ、ひなっ・・・・・・!!」
戻ってくるなりがばっっと抱きついてきた母親に一瞬たじろぐ。
よかった無事で!と泣きはらした痕のある黒ずんだ目元。
「この子、僕が帰ってくるまで、過去の事思いつかなかったんだよ」
困惑している中割り込んだ声。
つい先程囁かれた声と同一の、いや、それよりも鋭く、低く、けれど落ち着いた。
「久しぶりだね?『雲雀蒼弥』」
「父さん・・・・・・」



「父さんはいつ気づいたの?」
「割と始めから疑ってはいたよ。君は僕にそっくりだったし」
まあ確かに。
「確信を持ったのは2度目の手合わせから。君、戦い方が僕に似てる」
まあ僕もその前に綱吉がバズーカで入れ替わってたりしていなければ、思いつかなかっただろうけどね、とわずかに笑みを見せながら。
「あと、ひなが綱吉に似てた」
特に『おねだり』とか。くすくすと笑う。
ついお願いをきいてやってしまう程度には、面影があった。
蒼弥にも覚えがある。あの母娘の『お願い』にはどうにも弱い。
刷り込みなのか血なのか、そのあたりは定かではないが。
「僕に子どもができる事があれば、相手は綱吉しかありえないからね。
そして君達は決して素性を口にしなかった。おまけに、初対面で殴りかかった僕にあっさりついてくるし。ここまで条件が揃ったら、もう僕らの子どもかな、って思うしかない」
その通りだ。しかし。
「・・・・・・父さん、知ってたんですか?母さんの気持ち」
もし自分達が将来そういう関係になるのだと考えていたとしたら、
父はあの付き合っていない頃から、母の気持ちを知っていたことになる。
「いや?」
「え?」
「あの頃の僕は、綱吉が自分に対してそんな感情を持っていると考えた事なんて、
一度もなかった。思いつきもしなかったよ。――でも、絶対に手に入れる気ではあった」
「・・・・・・?」
「よく言うじゃないか」
父である男は悪びれもなく堂々と言い放つ。

「既成事実、って。あの子みたいな人間にはよく効くと思わない?」

なるほど。
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