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っていってももうすぐ今度はテストですけど。まあちょっとだけ余裕あるから原稿。


続きは走り書きがあったので十二国パロのフライング。





「初勅?」
「そうです。戴冠に合わせて、が理想です」
「初勅ね……」
しばし考え込んだが、数秒もしないうちに伏せられた瞼が開かれる。
「……群れ―」
「わーわーわー!!!ね、一緒に考えましょうね恭弥さん!!!」
「……」
むう、と発言の邪魔をされて雲雀はすねる。
「なんで駄目なの」
「駄目です!!国民がびっくりしますよ!」
絶対群れるなっていう気だったよこの人!
「すればいいじゃない」
「どんな反応返されると!」
「並盛と同じじゃない?」
「そうでしたねこんちくしょう!!」
今更だがなんでこの人これでやってこれたんだろう。
なんだかんだ言って雲雀は並盛の住民に信頼されていた。(恐怖の方がはるかに大きかったけど)
自ら進んで付き従う部下にも恵まれていた。(容赦なく咬み殺しまくってたけど)
運かカリスマか。どちらも王には必要なものだが本当にこれでいいんだろうかと綱吉としては問いたくてたまらない。世の中これでいいんだろうか。選んだ自分が言うのもなんだが王様がこの人で本当にいいのかこの国。



「初勅、『強くあれ』だっけ?なんか恭弥らしいよなー」
勅命っていえるのかはあれだけど。
「はははは……」
戴冠式を祝いにきてくれたディーノに乾いた笑みしかかえせない。それが文官と綱吉の身を粉にする必死の説得の結果だなんて国民誰も思うまい。
群れたら咬み殺す。
それを譲ろうとしなかった王に毎日毎日言い聞かせて大幅にやわらかく解釈して嘘ではない言葉を選んだつもりだ。

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