シフォンケーキ

や、妹へのお疲れ様をかねてシフォンケーキを買ってきたのです。おいしかった。このケーキのお店内地にはないんだよなぁ、安くて好きだったんですが。残念。
祖母の家への運転手の日でした。うっかりドーナツとか買ってしまった。や、食べたかったんです。今日は甘いものばっかり買ってるなぁ。






自分と雲雀は恋愛結婚だ！と父親に大反発します。言ってから違和感のある言葉に自分はともかく雲雀はどうだろうとちょっと自信をなくしますが、雲雀は嫌いな人間とは絶対結婚なんてする人間ではありません。とりあえず世界中の女子の中で今最も綱吉が好かれていることは間違いありません。せっかくそのお陰で雲雀と結婚することができたというのに、まかり間違って雲雀の耳に入り機嫌を損ねたらどうしてくれるのでしょう。それで離婚を持ち出されでもしたら、家光を三代呪っても足りません。最も二代目は綱吉ですが。お馬鹿さんです。
自分はこんなに雲雀が好きで好きでたまらないのに、そんな綱吉ごときに無理矢理結婚をせまるだなんて、雲雀に対して失礼です。大体、綱吉自身だって、例え普段どれだけ気が弱かろうとも雲雀じゃなきゃ結婚なんてしません。自分に対しても失礼です。
ここで蛇足ですが実はこの家光、イタリアから並盛へやってくるために散々妨害されています。リボーンから娘の結婚報告を受けたときには寝耳に水。そりゃそうです。娘はいまだに地元で男として生活しているはずなのに、男と結婚するなんて話なんですから。男装させていたのは家系の都合ですが、これで娘を嫁にやらなくてすむかも、と内心安堵していた部分があった家光はいきなりど真ん中にバズーカを受けました。意識が現世に帰ってくると同時に並盛へ行くため飛び出そうとします。しかし誰もがすっかり忘れていると思いますが、今ボンゴレは綱吉たちのところにリボーンをよこさなければいけなかったぐらい、敵対ファミリーとピリピリした状態なのです。門外顧問が迂闊な行動なんてとれるはずありません。ラルやオレガノ、しまいにはバジルも加わって「オレの可愛いツナが変な男にたぶらかされてるんだ～～！！」なんて叫びは問答無用で却下です。結婚妊娠騒動から家光がくるまでに間が空いていたのは実はそのせいです。

ともあれそんな試練をくぐりぬけ並盛にやっと訪れることができた家光ですが、娘と話がまったくかみ合いませんでした。うろたえながらもお前は相手をよく知らないんだと雲雀の裏家業――いや、本人は堂々と並盛を支配し活動しているのである意味表かもしれませんが――を知っている家光は説得をこころみます。以前、依頼は断られたのに無報酬で綱吉の警護は引き受けてくれたという話を聞いた時はいくら並盛の人間で雲雀の範囲内であるとはいえ違和感を持っていましたが、目的が綱吉なら納得がいくのです。男のふりをしていても可愛いい可愛い綱吉を堂々と手に入れるための画策に違いありません。完全に親の欲目たっぷりです。まあ事実雲雀には家光と同じぐらい綱吉がフィルターがかかって可愛く見えているので、あっているといえばあっています。綱吉にはもしかするとそれ以上の対雲雀フィルターがかかっているのでどっこいどっこいですね。
ともかくそんなふうにすっかり視野の狭くなった男親はろくな想像をしませんでした。どちらかというと無意識に最悪の事態は考えないようにしているふしもあります。