日記のネタがない

ししん。合格おめでとうございます九条さん！




というわけで十数年におよぶ無自覚２人組は、自覚から十数時間後にはばっちり婚姻届までだされました。実は綱吉の戸籍は男で登録されていたりしたのですが、そこはあれです。ここは並盛で雲雀恭弥でした。それだけで全部片付くのです。なんて便利なのでしょう。夫の権力は使いようです。
ちなみに連絡を受けた草壁はほんの一日の間に何があったんだと信じられませんでした。驚きのあまり内心色々崩れて珍しく仕事にもうっかり影響がでそうでしたが、頑張ってほしいものです。
綱吉は正真正銘雲雀綱吉になったことにおおはしゃぎです。真っ赤です。ぽけーっと戸籍謄本ながめてたりします。かと思うと我慢できないとばかりにふにゃふにゃ頬が緩んでいたりします。まあそんなことしてたらすぐ雲雀に捕まります。キスとかされてますます笑み崩れます。もううざったいくらいのバカップルです。あ、違いました新婚さんです。
雲雀はとりあえず安定期近くなるまでは並盛中心で活動します。つわりとかは辛いけどこれはいいなぁと綱吉は内心思いました。


それからしばらくして綱吉が奈々に会いに実家へ帰ると、ただいまと玄関から声をかけるなり、ごついおじさんが抱きついてきました。一瞬綱吉は硬直しかけましたが、とりあえず反射的にぶん殴って抵抗します。今身体に雲雀の子が宿っている以上、危険なのは自分だけではないのです。外敵になりうる対象には容赦ありません。
油断していたのか運が悪かったのか、それとも雲雀との死闘を無意識のうちに身体は覚えていたのか、急所にばっちり決まったおじさんは撃沈し、かなり後なってようやく、沢田家光と名乗りました。