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お祝いのお言葉ありがとうございます。皆優しすぎる・・・!
今日はものすごく暑かったです。気温はそんなに高くないけど湿気が。ぐだーっとなりますね、暑いと。体調もよろしくないし。
明日は髪を切りにいこうか迷い中です。内定決まったのでばっさりいきたい。暑い。でも切っちゃうと結べなくなるので、それはそれで暑いんですよねー・・・洗うのはすっごく楽になるんだけどな・・・




「え、というか、父さんの知り合い・・・・・・?」
雲雀との繋がりもあるらしいし、ということは雲雀と綱吉の父親もどこかで繋がっている部分があるということだろうか。それともただの偶然か。こんな摩訶不思議な赤ん坊の知り合いという共通点が偶然だなんてとても思えないが。
「まあ、友人といってもいいな」
「へ、へぇ・・・・・・」
この赤ん坊は雲雀と同じ側の人間である可能性が高い。なのに父親と友人ということはまさかあの(わずかな記憶しかないが)おちゃらけた父親も――いやいやまさか。
(大丈夫なのか・・・・・・?)
綱吉の認識からすればすでに死んでいるものとされていた父親の紹介なんて信頼度はゼロだ。そんな相手がおくってきた人間をそう簡単には信用できない。だってこの赤ん坊は、綱吉のたった一人の母と暮らすことになるのだ。綱吉がほとんど家にいない以上、二人で。
もし、何かあったとしたら――――

「心配する必要はないよ。最初から言ってるよね、大丈夫だって」

まるで綱吉のそんな心を読んだかのように雲雀の声が耳に入る。奈々には聞こえない、小さな囁き。はっと雲雀の方を見れば、何食わぬ顔をして味噌汁をいただいている。
けれどそれだけで十分だった。
それだけで綱吉の不安は消えた。
雲雀は綱吉の中でうずまいている不安を全て理解して、その言葉を言った。彼は自分自身のことだと『大丈夫』の基準が人と異なりすぎて問題だし心配をかけるけれど、いつだって沢田親子に関係することには繊細な気づかいを見せる。ガラスでも扱うかのように、見ていてくれている。力が抜けた。
「最近はツッくんもいなくて寂しかったし、すごく嬉しいわ」
海のような広い心を持つ母親は満面の笑みである。もっと賑やかになっても大歓迎だ。ちくり、胸が一瞬だけ痛む。
「ごめん・・・・・・」
雲雀のところにすむようになって、綱吉はこれまでにないほど幸せだったけれど、その一方で母親に寂しい想いをさせている部分はいなめない。本来なら家族で住む広めの一軒屋にたった一人。

「ふふ、気にする事ないのよ。そうだ、どうしても気になるって言うなら、孫を楽しみにしてるわね」
「うん。って、うぇええええええーーー?!」

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