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ひとことやらもしかしたら妄想文やら
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学園祭。映像よりはもっと違うことしたかったんですが。編集って結構時間かかるんですよ・・・しかも私センスの欠片もないんですよ・・・
十二国読んでない人云々~に色んな方から反応いただいて少しびっくりです。皆さん温かいお言葉ありがとうございます・・・!
ヒバツナ、ヒバツナたりない。最近時間が足りない。気分的にはだれかれかまわずヒバツナメール送り付けたい感じ。ヒバツナ病きてます。世間はそれを現実逃避といいます。学校が始まって忙しくなったので。バイトは減ったから睡眠時間は増えたけど疲れとか考えるとどっこいどっこい。
おんどりゃと投げつけたいんだぜ!

おんどりゃーと書いてるのできちんとのっけてるのよりあっちこっち雑なぱろ。



「おうさまは、いい王様にならないと、死んじゃうんですよ」
「それで?」
「こっちの世界には戻ってこれなくなるんですよ?」
「君がいなくなるよしマシだよ」
「年をとらなくなるから、とても長い間生きなきゃならなくなるかもしれない」
「人間の強さの限界に挑戦してみようか」
「こっちよりずっと危ないし・・・」
「ワオ。素晴らしいね」
「それから、それから――」
「ねえ、つまらない御託はいいよ。そんなくだらないことばかり細々と言っていたら切がない」
強い意志。絶対に曲げられない矜持。他人に屈しない誇り。ぴんとはった空気を鋭く通過する声色。

「さあ綱吉。――できるよね?」

(あ・・・・)
身体の中で何かがはじける感覚。ぱらぱらと零れ落ちる欠片。勝手に膝を突き、指先が地面に触れた。次に指の項、てのひら。身体を限界まで折り曲げて。
(だめなのに・・・・)
まだ言わなきゃならないことがたくさんあったはずだ。雲雀を戸惑わせるもの、その道の厳しさを伝え、思いとどまらせてあげなければ、あまりにも不公平だ。わかっている。本気だ。どうしようもなく怖いのだ。
だというのに何故、この身体は勝手に動く。
誰にだって触れることを許さなかった額を、かの存在の足先に押し当てた。
額に熱が集まっていく。力が、本能がすべてそこに集約されている。だからこそ、誰にも触れて欲しくない場所。
蘇る口上。

「天命をもって主上にお迎えする」

数秒前に拒み続けていたそれがするすると口をついて出ていく。とても覚えきれないと思っていたはずの誓い。逃げ続けるはずの言葉だった。

「これより後、詔命に背かず、御前を離れず―――・・・」

たった今。この瞬間わかった。これが運命。これが天啓。


「忠誠を誓うと誓約申し上げる」


それは神聖な儀式だ。命をかけた、何にも勝る誓い。
自分はこれから先、何があろうと決して、二度とこの人を裏切らない。


「―――許す」


ふってきた声にゆっくりとたれていた頭を上げる。身体はかちかちに凍っていた。信じられない。確かめるように目を合わせたその先。

ほら、できただろう?

その相貌に浮んでいる表情は、ほれみたことかと満足気で、自信に満ちた姿は力強く、その口元に浮かべられている笑みは妖しいほど美しい。
ふわり。つられるように自然と綱吉の顔に笑みが浮ぶ。
なんであんなに怖がってなんていたんだろう。ほんの数秒前の自分が滑稽でならない。

オレの主。オレの命の片割れ。オレの王。

ご褒美のようにきつく抱きしめてくれた腕が嬉しくて、綱吉は何の翳りも持つことなく抱きしめ返した。
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