ひとことやらもしかしたら妄想文やら
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 学校に行って自己PR文書いてきました。終ってないけど。 あんなのよりヒバツナ書いてる方が100倍楽しいよ・・・ エントリーシートはらぶレターらしいです企業への。そんなのかいたことないんだぜ。別にいきたいはいきたいけどその企業そこまで愛してな(自主規制) 雲雀さんにだったら5枚はとりあえず余裕ですけどね!!!(ええー ツナが雲雀さんにラブレターかくとしたらどうなるのかな・・・ 鏡の檻はいつかどっかに収録したりするとしたら加筆修正しないとな・・・眠い・・・ 「ヒバリ………………ッ!!!」 聞き間違いかと思った。 聞きなれた音。 そして聞きなれない音。 愛しい声。 命のやりとりの中、本能と衝動だけに支配されていたはずの身体が硬直する。無意識のうちにその声の方へと意識がもっていかれて、それが命取りだった。避け損ねた相手の拳をまともにくらい、とっさに急所は外したものの、壁に叩きつけられる。 「っ……!!」 一瞬衝撃で呼吸が止まる。雲雀らしからぬ失態に痛みを与えたジョット本人でさえ意外に思ったのか、丸くした目でその動きを止めた。野次馬は皆謎の叫び、その意味にそろって首をかしげていたが、そのわずか隙間、目の端に走り去っていく頭が映る。拾った声と、あの低い位置にある頭。あれには見覚えがありすぎるほどある。そして倒れた雲雀。その理由が、ジョットの中でそれが結びつく。 口元は微笑みさえ浮かべている。雲雀に視線をもどすと、納得したように深く頷いた。 「……なるほどヒバリ、か」 「君がその名を呼ぶな」 その名はただ一人に与えたものだ。 雲雀が認めたただ一人。その名を呼ばせたかった唯一。それは目の前の男なんかじゃない。 ―――そう、彼女しか知らないはずの。 しくじった。今そこにいたはずなのに、確認してもその姿はすでにない。雲雀がジョットの攻撃でその存在を確かめることのできなかった隙に逃げたのだろう。争いを止めに来ただけだったのか。元々彼女をあぶりだすための事態だったというのに、本末転倒である。 身体の節々は痛むが、鞭をうって立ち上がる。追わなければ。まだそう遠くへは行っていないだろう。 ところがそうして走り出そうとした雲雀の腕を誰かが掴んで引きとどめた。その正体など考えるまでもない。ぎりぎりと今にでも爆発しそうな怒りをこめて睨みつける。 睨み返してきた瞳は真剣だった。 「ふむ。本当の本当に本気だったのか」 「最初からそう言っているだろう」 いや言ってなかったかもしれないが、満足だのなんだのこの男は言っていたはずだから、雲雀の本気はとうに知れていたはずだ。 今はその会話さえ煩わしい。はやく。はやく。 「―――そう、か。そうか……」 彼女でないのなら、似ているはずの彼の声など、なんの意味もない。 ―――愛している。 その名をささげるほど、こうして手に入れたくて焦れて、苛立って、乱れてしまうほど。 「僕はもう行く。邪魔を――――」 「まて」 「それだけの誠意を示したお前に、魔法の呪文をやろう」 無理矢理腕を振りほどこうと力をこめた瞬間、するな、と続くはずだった言葉をさえぎって。あえて被せただろう台詞。ジョットの顔がゆったりと雲雀に近づく。そしてその耳元で、誰にも聞こえないように呟かれたそれに、雲雀は目を見開いた。 「……君」 数瞬、なんのことかわからなかった。戸惑いを含みながらジョットと目を合わせると、すっきりしたような悪戯顔。 「まあ、見つけられなければそれで終わりだがな」 くつり。この男の言葉で不覚にもここまで動揺したことはないだろう。 「愚問だね」 返した自分の表情は、きっと笑顔だっただろう。こんな無様なまねをしてしまったというのに、気分は高揚している。最高の獲物を前にしたときのような、いやそれ以上のぞくぞくした震えが身体の芯をはしる。 PR ![]() ![]() |
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