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よいこの時間です。そして次に起きたら8時だった。10時間ておま・・・
普段は6時間ぐらいしたら目が覚めるんですが身体はどうやら寝不足だったのをわかっているようです。最近平均3、4時間だったもんな・・・

知ってる方いるかわかりませんが志○あきこさんの曲をきくとオリジナルファンタジー書きたくなります。かなり前(中学生)ぐらいに書いてたやつ。今更オリジナルとか書いてどうするんだ……いえ書いてませんけど。ちなみに内容はこれでどうだってぐらいの少女漫画です。きっと皆わかってる。あ、中学の時に書いたやつなのできちんとNCPですよ。(誰にいい訳してるんだ)


昨日の小話が実は一度書き直されてたりするんですが、ほんの10分ほどしか前のは置いてなかったので、あれ見た方がいらっしゃると聞いて驚きました。話の展開上あれじゃないほうがいいかなぁと気づいてあわてて変えたんですが。すごいです。あんなわずかな時間に。タイミングってあるんだなぁ。
ところでアッロドーラは実はアッロードラではないかと知りました。……知らなかったことにしておきます。


つづき影武者ツナ。
もうあれですね。これ完璧
初代雲←影武者ツナ♀
じゃなくて
初代雲→←影武者ツナ♀
ですよね。

どっちも誤解が酷すぎてすれ違い。






彼女が相手をした方が仕事を受けることが多い(むしろほぼ確実だ)のに気づいたのか、彼は雲雀がやってくるときは大抵彼女を使う。雲雀が唯一良い判断だと彼を心の底から褒めたことだ。
あちこちを飛び回っている雲雀は自由だが、これでいて彼女に会える機会は少ない。事前に決まっていた会合ならばともかく予告なしでボンゴレの屋敷を訪れた時は大抵表にでているのはジョット本人だからだ。しばらくこの地を離れるからと様子を見に行っては、おもしろくもない彼の顔だけしか見れずじまいだった経験は少なくない。
雲雀が2人のことに気づいていることを知っているのかは微妙だが、なんとなく感づかれているような気はする。彼は時折雲雀を疑わしげな目で見つめてくる。けれどまかり間違っても墓穴は掘るわけにはいかず、自分から確かめることができない。もし雲雀が知らなかった場合、どんなに遠まわしに確かめたところで変な疑いをもたれては本末転倒だ。
雲雀はそれに気づいていてあえて何も言わないでいる。あいにく親切とは程遠い性格だった。

ともあれ、あの噂が本当だとすれば動けない彼の代わりに今の『ボンゴレ』は彼女であるはず。自分の欲求に忠実な男は、期待が行動へと直結する。
そうして足を向けてみれば。


「よくきたなアッロドーラ。お前も噂を確かめにきた輩か?」


冗談めかして笑ってみせる男。動きにはなんの不自然さもなく、表情には翳りもみられない。どこからどう見ても健康体の、ボンゴレ本人。それが雲雀を出迎える。
「……君」
「なんだ本当に信じてたのか?」
わずかに意外そうにする。一瞬動きが止まったのを周囲は気づかなかっただろうが、目の前で視線を合わせている男には目を見開いたことを知られた。だがそんな迂闊さを表してしまうほど、動揺していたのだ。

―――なんで君が。

噂がデマだったならそれはそれで構わない。少々残念だが納得してこのまま帰ればいい。
なのにその瞬間、嫌な感覚に襲われた。心臓が波打つ。それの意味することはなんだ。ボンゴレが負傷したと聞いた。だが彼はここにいる。ではその身に傷を負ったのは誰であると言う。

まさか。
まさか、そんなはずが。

雲雀はあの日、彼女に会っている。珍しくアポを取らずに表で。彼女は何も言わなかった。
己の力量がジョット本人に及ばない事への不安が、内心ではあったのかもしれない。周りは皆自分を最強と呼ばれる男だと思っている。その畏怖を、尊敬を、時には崇拝を背負いながら、いざという時、それを、その役割を果たせないかもしれないと、彼女は知っていた。
だからだろうか。彼女は雲雀と遭遇した時は大抵、それこそ社交辞令のように護衛を依頼する。おそらくは『本物』との予定には入っていないだろう、彼女自身の言葉。そもそもの遭遇回数が少ないから分かり辛いが、それを雲雀が今まで断ったことがないのだと、気づいているのだろうか。

彼女が雲雀に望む、ただ一つの願い事。それはまるで傍に居てほしいとこわれているようで。

きっと一生口にすることはないけれど、雲雀はそれが好きだった。あの不安に揺れる瞳が、隠しきれていない、彼女本人の縋るような無言の懇願が。例え大嫌いな群衆がいようと、当然のように彼女の傍にあれるあの時間が。
だから雲雀はあの日、あの後2人がまた入れ替わったのだと信じて疑わなかったし、もしかすると雲雀が彼女と会っている間、本人はその準備でもしていたかもしれないと、呑気なことさえ思っていた。思っていたのだ。
そう思っていたかった。


――――傷を負ったのがあの小さな愛し子かもしれないなどと、信じたくなかった。




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