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まだ全部は移動できてませんけど、前よりは探しやすくなったはず。
あと影武者ツナ♀の話にタイトルつけました。ありきたり。次からはこれで表記します。テスト期間中に何やってんだ……

例のヒバツナタオルは買いました。正確にはメイトのあるあたりの学校に通っている友人に買ってきてもらいました。最近自分の衝動買いがおそろしいです。でも2人して頬をそめてならんでるとかもう……
キャラソンきいた!!惚れた!!かっこいいかっこいいかっこいいげあgんヵねgヵんげl(強制終了)歌うますぎます雲雀さんかっこよすぎます雲雀さんもう惚れるしかないじゃないですか雲雀さん!!
……でも雲雀さんはとても一途な人なのできっと綱吉以外に見向きもしないんですよね。いいんだ片思いで。私はヒバツナに恋してるから。(……)
ともかく最高のヒバツナ祭でしたテンクスノグさん愛してる!(ここいまだに読んでるかは知らないけど)

拍手コメント本当にありがとうございます、すごく元気付けられてます。誤字報告はありがたいです。ありがとうございます。
数か月分のレスを返すことは無理ですが(溜めすぎで恐ろしくて触れない←最悪)でも今日から!とか心機一転毎日レス返すべきかな……(大汗)


影武者ツナは超ネガティブ。






「え……」
「まあガンを飛ばしてすぐに帰るんだが。何をしにきたのやら」
睨むだけ睨んだら用は済んだと立ち去る。ただそれだけ。ようは姿が見られればそれでいいのか、遠巻きに眺めるだけでジョットと顔を合わせることもなく終ることもある。なのに毎日やってくるものだから、一体何を求めているのかわからない。どちらにしろ隠してはいないようだし、例え話しかけられまいと視線の強さにジョットもすぐに気づくのだが微妙に居心地は悪い。
「お前が復活するまで続くかはわからないが、うっかり驚いたりしないようにな」
「……」
世間話、ぐらいの気持ちだったのかもしれない。あるいは、いつもの意識のすりあわせ。2人別々の人間がとる行動に、矛盾がでないように、お互いの行動、周りの様子を報告し合う。
いつもなら慣れたものだった。普段からジョットの傍にいる身だから、周囲の人間も良く知っている。そういった人達は予想から大きくはなれた行動はしないし、日課のひとつとして、知識として受け止めることができたはずだった。
けれど彼の話なら例えどんな些細なものであろうと、ひとつひとつが鋭い刃をもっているように身の内にくいこむ。
(まいにち……)
ジョットにとっては不可思議な行動でも、彼の想いを知る自分にとってはまったくその意味は異なった。

(会いに、きてたんだ……)

ジョットに。ただ一人の想い人に。会いたくて会いたくてたまらなくて。視界に入るだけで嬉しくて。
そうそれこそ、今の自分のように。
素直に言うような人じゃない。睨みつけるのだって、本当は。
理解した。きっとジョットにはわからない、あの人が何を望んでいるのかを、知ってしまった。

それはつまり、何を意味するのか。

(――だから勘違いだって、言ったのに)
勘違い。そう自分とあの人の関係は、全てそれで成り立っている。あの人は自分をジョットと思い込んで、ジョットはそのせいで自分とあの人のことを誤解する。
あの人と自分の相性がいいだなんて、本当に馬鹿馬鹿しすぎる勘違い。
わかって、いたはずなのに。
ならばどうして自分は、こんなにもショックを受けているのだろう。
あの人が毎日会いにきている。人目顔を見に来るだけであろうと。


―――――オレ以外の、誰かに。


(何考えて……!)
思い上がりも甚だしい。恥かしい。消えてしまいたい。
どうしてこの身体は満足に動くことができない。こんな怪我さえしなければ、あと少しだけ夢をみることができたのに。思い知らされなくてすんだのに。例え偽りだろうと、あの人の眼差しを受けていられたのに。勘違いだと知っていても、確かにあの人は自分を見ていた。あの感情を知っているのはジョットではなく、自分だった。

その一欠片を、ついにジョットが、『本物』の彼が、知ってしまった。

この期におよんでそれが嫌だと思っている自分なんか消えてしまえばいい。
2人を裏切っている罪悪感が胸をいっぱいにする。逃げ出すことさえ、できない。

そんなにも違ったのか。自分とこの人は。

気づいていなくとも、毎日会いにきてしまうくらい、『本物』に惹かれたのか。
できなかった。自分にはそんなことできなかった。あの人に捕らわれこそすれ、捕らえることなどできなかった。ジョットに機会を与えられ、ずっとあの人と接してきたのは自分であったのに、その間彼は変わらなかったのに。たったこれだけで。『本物』が彼に会うようになった。それだけで。
敵わない。自分は決して彼に敵わない。どうやったって、自分はあの人に振り向いてもらえない。どんなに想われても、それは所詮。
彼は惹かれていく。抗いようが無いほど、どんどん想いをつのらせる。腹部の傷なんて、この痛みに比べたらないも同然で。

勘違いも大概にしろ、身の程を知れと神が言う。
諦めろ、懺悔しろ、裏切りに対する罰をうけろと。こうして現実がつきつけられる。
辛くて辛くて苦しくて心臓なんて張り裂けそうで。

(ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい―――)

でも嫌。どうしても嫌だ。嫌だやだいやだいやだいやだいや―――――……

この場で泣くことさえ許されなくとも、墓場まで持っていく想いであろうと。

お願いこれだけは取り上げないで。


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