ひとことやらもしかしたら妄想文やら
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 10月も終わり。はやすぎる。 こうやってここにいるのだからボンゴレのパーティに参加しにきたわけではないのだろうし(まあ参加するとは初めから思っていなかったけれど)単に思い立ってやってきたのだとしたら、気が向いてくれて本当に嬉しい。 今日この日に会えるだなんて、すごい誕生日プレゼントだ。兄以外から誕生日プレゼントをもらえるなんて、いつぶりだろう。自然と顔も綻ぶ。 だが。 「あ」 「どうしたの」 「お、オレ勝手にでてきちゃいました」 困惑はしていたものの、やはり舞い上がっていたのだろう。ほぼ誘拐だったのだから当然だが、ジョットにも他の使用人たちにさえ何も言わずにでてきてしまった。毎年パーティを終えた後こっそり二人で祝い事をしたりもするのに、つなよしがいなければあの兄は心配するかもしれない。 しかし雲雀はそんなことか、という。 「あの男には言ってある。数日なら帰って来なくてもどうにかするそうだよ」 「ジョット・・・・・・」 つなよしは兄が自分に対して罪悪感に近いものを持っているのを知っている。同じ日に生まれながら、自分だけああして大々的に祝われることも、本来なら気がのっていないはずだ。少しだけ申し訳なく思いながらも、兄の気遣いに胸がじんと熱くなる。 それから。兄だけじゃなくて。 「ありがとうございます、ひばりさん」 今日初めて満面の笑顔を向ければ、ヒバリは少しだけ雰囲気が柔らかくなる。その瞬間がつなよしはどうしようもないくらい好きだ。常に鋭さをまとっているようなヒバリが、自分と共にいる時にこうして時折だろうと気を緩めてくれるのが、途方もなく胸をふるわせる。 PR ![]() ![]() |
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