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中間発表も終わり学園祭も終わりその間に基本情報の結果が出たり(受かってた)TOEICテストも終わりとりあえず色々一段落。TOEICは去年は宇宙語に聞こえたリスニングが今年はわりと普通に英語に聞こえたので一応は進歩しているらしいです。でも追いつけなくてわからなかったのは変わらないので点数は去年と大してかわらないかもしれない。

本誌が船が水没したとかでやってきません。はたして来週になってもくるのかどうか。もはや外国か。いや、でも米の方がよっぽど日付通りに発売されてるよな本誌。



あまりかしこまる必要はありませんよ、とこちらこそが言いたい台詞。綱吉の遠慮も気にせず入室した男はふとソファの上の塊に気づいた。しまった、と綱吉が思い出した時にはもう遅い。つい視界を遮るように動いてしまう。
「すすすすいませんっ!オレが来た時にはもう居てですねっ!どうか雲雀さんには御内密にっ!」
仏を拝むように手を合わせて懇願すれば、絶体絶命の心持ちな綱吉とは別に、むしろ草壁の方は気が抜けた顔をした。一瞬だけ何かを考える素振りを見せた後、苦笑のような色をにじませて大丈夫ですよ、と呟く。
「あの猫のことは雲雀も知っています。心配には及びません」
「へっ・・・・・・」
なんとも気の抜けた返事である。意味を理解できないというよりは、ぶっちゃけ理解したくなかった。

(うそだろぉ・・・・・・)

はぁあああ、と大きな溜息が出ても悪くない。だってだったらほんの小一時間前の綱吉の葛藤は一体なんだったのだ。猫を逃がすかどうかであんなにも悩んだというのに。心配を返せ。
だが言われてみればまあ、当然といえば、当然だ。あんなに頻繁に校内で見かける猫なのだから、校内巡回が仕事のうちである雲雀が一度も遭遇していないわけはないし、応接室におけるあの猫のやたらと自信満々な態度にも頷ける。
気が抜けて頭を抱えたまま蹲ってしまった綱吉は、だからその頭上で草壁が猫と視線を合わせ、数秒見つめあった後、小さな、なぁぉ、という鳴き声に静かに頷いて見せたのに気づかない。

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