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いえ、ちょっとそれは大げさですが。卒研の研究室を大変な方を選んできました。内容に興味があったほう。長期休暇つぶれる覚悟です・・・ふ。
明日は休日なのに学祭準備で登校ですあー・・・。
ぱっぱと終らせて帰ってきたい・・・


昨日の続き。


「なんで君なんかに報せなきゃいけないんだい」
勝手にいなくなろうが帰ろうが、あの子どもはこの犬の恋人でもなんでもないのだから、いちいち報せてやる必要なんてないのだ。自分で自分の想像に気分が悪くなる。子どもとこの存在が恋仲だなんて、冗談じゃない。もし報せる必要があるのなら、自分一人に報せればいい。
「オレは十代目の右腕だっ!」
「僕は認めていない」
「てめーの許可なんているかっ!」
いるに決まっている。雲雀はあの子どもを私的にも公的にも法的にも手に入れる気でいるのだから。
ともかく反論は受け付けない。そもそも聞く気がなかった。雲雀の中でいつの間にか勝手にその話は終わり、意識はとうに別の方向に向いている。
駄犬の話しぶりからして校内のおおまかな施設は回っているだろうから、そのあたりをぶらついているというのは却下。多分、意図的に自分の意思で隠れている。攫われたとかまた変な連中にからまれている可能性もあるけれど。
そこまで考えて、初めからわかりきっている結論がでる。腰掛にかけられていた学ランを手にとってはおった。地面につっぷしている邪魔な物体を片付けるように部下に言いつけて、足は勝手に部屋の外へと向かう。

「―――まったく、手間のかかる子だね……」

苦笑に近いそれが、存外甘さを含んでいたのがなんだか悔しかった。



みじかくてすいません。生理のせの字もでてこないんですが(爆)
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