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ひとことやらもしかしたら妄想文やら
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これで課題は全部かたづけましたやっほい!
ほとんど書き終えてて残るは考察と最終チェックのみだったのに思いのほか時間かかった・・・。自分の容量の悪さに呆れます。
選択英語もかなりぎりぎりでしたがなんとか赤点はまぬがれ単位もらえそうです(泣)よかったこれでひとつも落とさず進級できる。たぶん。
DBネタに反応してくださる方もいて嬉しいです。
感想もものすごく嬉しいです。

多分皆気づいているんだろうなぁとか思いますが鏡の檻が行き詰ってきました(早いよ)いや、書きたいシーンが色々ぶっとばしていきなりバレた後の話なんですよ。もしかしたらくっついてるかもしれないぐらいの。他にも書きたいシーンあるのにここからじゃどう繋げていいかわからない・・・!ジレンマ。

最近暑いですね・・・しかも蒸し暑い・・・クーラーつけたい・・・せめてドライにしたい・・・今2月なのに・・・



その日から、あの人はぱったりとボンゴレの屋敷にやってくるのをやめた。その理由があんなことがあったからなのか、それとも『本物』ではない存在にあって何かをそがれてしまったのかはよくわからない。
またね、と言ったのだからもう会いたくないというわけではないはずだ。
なのに、悲しい。
あの人が傍にいないことが、悲しい。
また会えなくなると思うだけで、早く早くと時間が過ぎるのを待っている子どものよう。

そう、あんなことがあっても。

やっと体調が回復した途端これだ。あの人に会うのは久しぶりであったのに、会うたびに苦しくなる。
(さわった……)
どんな経緯であれ、自分はあの人に触れた。
それを拒絶しておきながら、何度も何度も思い出してしまう。もうこれは病気なんじゃないかと思う。
何をしたいのかも、何をすべきなのかもわかっていて、なのにどちらも選べなかった。思考はぐちゃぐちゃで情けなくて、わめきちらしたくなる一方で、何もする気がおきない。ぼうっと意識をとばしたようにうずくまっている自分の隣に、心配をにじませて片割れが座り込んでいる。
「……アッロドーラと何かあったのか?」
「…………………」
返事もしない自分を責めるでもなく、彼はただそこにいた。昔は、無言でだって2人でいればそのうち苦しみは和らいだ。会話がなくても、きっと色んなことをわかりあっていた。
なのに、次の瞬間に彼が口にした言葉は、心臓をかっさらった。




「……アッロドーラが好きか?」




「っ……!?」
はっと顔を上げる。片割れはどこか悲しげな瞳で静かに自分を見つめていた。
何もかも見透かすような瞳。
そうだ彼はいつだってそういう人だった。自分の片割れとは思えないほど、その中は鋭く美しく透明で。その人が、真剣な表情で、答えをまっている。
口篭ってしまった時点で、答えてしまったのも同然だった。反応を見ていたジョットは、納得したように目をふせる。
「そうか……」
「知って……?」
自分の気持ちを知っていたのか?だから自分を彼にあててくれたのか。知っていてそうしたらなら、彼の想いは。
「知っていた、というほどではない。だが、なんとなく気にかかっていた」
そうか、ともう一度呟いて、ジョットの掌が、優しく頭を撫でる。その仕草は慈愛に満ちていた。無謀な片思い、実る事のない、自分ではない自分を見ている彼を想い続ける愚か者にさえ、分け隔てなく。
「苦しいか」
「苦しい」
「辛いか」
「辛い」


「―――それでも、焦がれるのか」
「どうしようも、ないくらいに」


ジョットの表情が歪んだ。
「お前は、一筋縄じゃいかない道ばかりを選ぶ……」
もどかしさを隠し切れない切ない声。いつだって彼は、こんな身勝手な自分を案じ続けていてくれるのだ。
こみあげくる感情は身体全体をめぐり、やがて心の中でいっぱいになる。こんな優しい片割れを裏切りたかったわけじゃない。
「ふっ……ぅ…………」
ぽろぽろと零れ落ちる雫は止まらない。
「ごめん……ごめんジョット……」
こんな想いを抱いてごめん。ずっとジョットを裏切っていてごめん。そうなってさえ、何も言えなくてごめん。それから―――――
「オレ、もう無理だ……」
苦しい。辛い。罪悪感と焦燥感と飢餓感で気が狂いそう。このままではきっと悪魔の囁きに負けてしまう。そうしてはいけないとわかってはいながら、きっと騙したまま彼を手に入れてしまいたくなる。だから、だから。他のことならいくらでもする。代わりに死んでしまうかもしれないこんな仕事だってなんでもないし、そんなもの役に立てるならいくらだって差し出す。どんなに酷使してもかまわない。怪我したて倒れたってなんでもいい。
だから取り返しのつかないことになる前に許して。



―――――――――オレはもう、あの人に会えない。




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コメント
ツナー!
ツナー!
違うんだよ雲雀さんはそうじゃなくてー!

今晩は。
なんか胸からじくじくと込み上げてくるものがあります!上記の言葉かなんかを思いっきし叫びたくなりましたっ!!
起承転結の転ぶ部分ですよね?
どうなるのか楽しみです!それはもう、非っ常に!!
はらはらそわそわ、そしてときめきを胸にしまって待ってます!(笑
【2009/02/27 00:08】 NAME[東] WEBLINK[] EDIT[]


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