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今日は祖母の家への運転手と、夕方から母と妹とカラオケいってきました。妹のとこに誕生日のクーポンきてたので。歌いまくった。喉死んだ。持ち歌がアニソンしかありませんでした。・・・さすがにこれはまずいかなぁと思います。今はよくても向こういったときね。どうしようかなぁ。


続きはへたれ雲雀。
しつこいようですがかっこいい雲雀さんが好きな人は読んではいけませんよ!





というわけで本人大真面目、はたから見るとアホらしく素晴らしく哀しくなるお話なのである。雲雀がいっぱいいっぱいでろくな返事ができなくても、商談は全て草壁が行ってくれる。・・・・・・ぶっちゃけ雲雀がいる意味はまったくないが、とてもとても幸いなことに沢田綱吉がそれについてつっこんでくることはなかった。どうかこれからもそのまま気づかないでいて欲しいと雲雀はもちろん、実は草壁だって心底本気で願っている。
「でも今日はちゃんと出会い頭、商談の了承、別れ際の挨拶ができた」
変なことも言わなかったし。ほっと、本当によかったと背もたれに身体を沈めた雲雀は随分満足そうだった。肩をぽんと叩いてやりたくなるほどに志が低かった。
だが切実だった。
出された紅茶を焦りのあまり落として割ってしまったり、何か無理に口に出そうとして変な声がでてしまったり、たまたま沢田綱吉が近くに寄る事があれば飛び上がってしまったり、見送られるのにもどきどきしてしまってこけてしまったりするよりも数百倍、いや数万倍はマシである。
「このままいったらいつか普通に話せる日がくるかもしれないよね」
「そうです。絶対にきます」
自信を持って草壁は頷いた。そうとも。必ず話せるようになる。

・・・・・・あと20年ぐらいたったら。






「・・・・・・ヒバリさんいっちゃった・・・・・・」
はあ、と聞いてる方が切なくなってくる溜息をもらしたのは、ほんの数分前までは終始笑顔で風紀主従を迎えていた屋敷の主―――ボンゴレ10代目沢田綱吉である。扉の向こうへ消えてしまった背中がまだ見えるように、じっと扉を見つめ続けていた。視線に熱量があるならば確実に穴があいている。現実にあの扉があの人になることはありえないけれど、何か問題でもあって引き返してきたりはしないだろうか。この数年財団――雲雀との仕事を始めて以来、そんなこと一度もないのだが。
「うう、これで次に会えるのはまたしばらく先かぁ・・・・・・」
ぐすん、と泣き出しそうに――・・・・・・いや実際にその琥珀の瞳は涙で潤み、鼻をすん、とすする。一通りぐずってようやく落ち着き始めたころ、次に口から出た言葉はこれまでとは全く方向性が異なっていた。
「・・・・・・今日も草壁さんと一緒だった」
今の今まで当の草壁本人とスムーズに商談をすすめていたとはとても思えない羨望とねたましさとおもしろくなさがぐちゃぐちゃにされた声色。
「群れ嫌いのくせに・・・・・・ずるい!ずるすぎる!」

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