ひとことやらもしかしたら妄想文やら
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 間が空いてしまっている。。。卒研は一向に進みません。冬休みはほぼまるまる従兄弟が嵐を巻き起こして帰って行きました。私は伯母を尊敬します。 成人式がありました。着物を着ている女子を見るのは楽しい。雲綱の着物姿を妄想しました。 先週の本誌。 以前雲雀さんがほぼ裸のクロームを抱き上げたときでさえ健全なシーンにしか見えなかったのに、初の実体接触を果たした骸がクロームに話しかけるだけで変態臭くみえるのは私の気のせいでしょうか。でもおめでとう。 熱さとも違う。もちろん殺気でもない。ただの好奇心でもなければ、蔑みでもない。服の端を、くい、と小さくひかれるような、空気の震えに似ている。 (――?) ふとそんな違和感を感じて、少し振り返る。しん、と静まり返った廊下。これだけの規模の施設であるというのに、反比例して人気は少ない。主の性質をそのまま表した建物。未来でもそれがすぐにわかる光景は、あまりにもらしいというかなんというか。 振り返った拍子に背負っている綱吉の体格ではあわない獄寺の身体がずり落ちそうになって、あわてて担ぎなおす。 「――どうかしましたか?」 「あ、いえ」 10年後の未来においても当然のように幼馴染の隣にいた青年が、困惑している綱吉に声をかける。その声色は綱吉の知る彼と変わらずに優しく気遣いに溢れている。優秀な部下が雲雀の傍にずっといてくれて嬉しいと思う反面、それが許されている彼を羨ましく思ってしまったのは、きっと誰にもいう事はできないだろう。 綱吉と雲雀の関係がどうなってしまっているのか、10年先まで変わらずあるのかどうかなんてわからない。あの人は、まだ自分を視界に入れ続けてくれているのだろうか、こんな切迫した状況なのに、不謹慎にもそう思ってしまう。 「・・・・・・あの」 「はい」 「ここって、雲雀さんと草壁さん以外に・・・・・・誰か、いるんですか?」 一瞬、正真正銘の青年となった、姿はそう変わらない男が息を飲んだ気がした。それを確かなものと判断するより早く、その気配は消え去ってしまったが。 「設備維持のための人員と、それ以外にもまあ何名かは」 「・・・・・・そう、ですか」 それは答えではあったが、何かが違う気がする。語彙も頭の回転力も弱い綱吉にはその状態をうまく言い表す言葉は思いつかなかったけれど、綱吉が本当に求めていた『真実』とは何かが違う気がする。 (なんだったんだろう・・・・・・) 「・・・・・・父さん」 「やあ。見たのかい?」 「・・・・・・うん」 「そう」 父親の相槌は短い。慰めでも叱責でもない、色が捕らえられない事実確認。 ――密かに母の姿を目にうつしてきた少年への。 「ひなは?」 「草壁さんに連れて行ってもらった。――さすがに、今母さんと会うのは辛いだろうから」 かつての母の姿。ひょんな事故から自分達を知り、けれど知らない母親。ぴりぴりと切りつけられるように厳しい状況下、片親不在の事実は幼い妹にどれだけ不安を与えているのか。蒼弥でさえ、複雑な心境をもてあまし気味だ。 今回の計画が始まるにあたって、今まで主にボンゴレ側に身を置いてきた兄妹は居住を財団側へ移した。理由は言うまでもない。 もちろん、片親たる雲雀がいるということもある。母親が不在の今、残った親の方へと身を寄せるのは考えるまでもなく当然のことではあった。けれど。 それだけではないことを、わかってしまっている。 二人の存在は、過去からきた幼い母達の、これからの未来のためには知られない方がいい類のものだ。 その知識ひとつで、あるいは存在そのものが消えてしまうかもしれないリスク。 はがゆくてならなかった。 自分がもっと強ければ。こんな風に隠れたりせず、堂々と一緒にそこへ立てるのに。 何故この身はこんなにも幼い。妹一人守れない。まだ未熟だという母をあるべき場所へ戻してやる事もできない。父の隣へ行く事ができない。 「違和感はあったみたいだけど、気づいてはいないみたいだった」 「うん」 「ここで小さな母さんを見るのは変な感じだね。――大丈夫、わかってる」 母が慕わしくとも、考えもなしに接触してしまうほど、少年は愚かではない。 「それだけどね――君を、あの子達に会わせることになるかもしれない」 「え?でも――」 絶句した。想像もしていなかった返答。それは。 「余計な情報を与えた輩がいる。ヘタに中途半端な情報を与えられるよりは、きちんと正確なことを説明しておいたほうがいい。特に、君達のことに関しては」 「・・・・・・」 PR ![]() ![]() |
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