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楽しかったです。われらがK君には本当に感謝。まさかアタッ○チャンスをjavascriptでくんでくるとは思わなかったよ。素晴らしい根気。

午前までクラス会で、帰って来てすぐ妹の演奏会いってきました。警察隊はさすがにレベルが違う。うまい。かっこよかったです。親しみがわきました警察。ドラマみたいなどろどろした部分だけじゃないですよねとうぜん。


すごい人だ、と思う。母が居ない今も毅然としてみせる人。最も蒼弥は本当に母親が死んだなんてまったく信じていない。だって、そうでなければ父親が今こんな風にいるわけはない。表情も違わない、言うこともかわらない、けれど例え赤の他人にはわからなくたって、蒼弥とひなにはわかる。
二人の間にあるものを知っている。
本当に彼らの母が死んでいたとしたら、きっと何かが決定的に違うと知っている。

「さあ、自己紹介にでもいこうか」



(中略)


キン、と金属同士がぶつかりあう。反射的に襲ってきたそれを刀を変形させて受け止めた山本は、防いでから初めてその存在に気づいた。

話しておかなければならないことがある、と小さな教師にやたら真剣な顔で呼び出されたのはつい先ほどのことだ。この一分一秒が惜しい時期にその様子なのだから、これは相当なことに違いない、と内心覚悟を決めてその場にいた。
しかしいざ集まってみれば、小さな教師はいつまでたっても口を開こうとはしない。何度促しても問い詰めても「すぐにわかる」「少し待ってろ」の一点張り。
さすがに困惑の色が空気に混じり始めた瞬間、シュ、とドアの開く音がしたと同時に、冒頭のやりとりだ。
正直、反応できたのは運がよかったとしか言えない。むしろ本能の力、だ。
むわり、と熱が顔を煽る。

「――っ!」

そこまで考えて、目の前で受け止めてる銀がまとっている炎の存在に気づき、慌てて無理矢理なぎ払い、距離をとった。死ぬ気の炎をまとった武器は、何のコーティングもされていない状態であった時雨金時をも溶かしてしまう。胸のあたりがひやりとした。
感触は軽い。スピードタイプなのか、その重さはそうひどくなかった。しかしなぎ払った行為そのもののダメージはうまく受け流されたのか、やはり相当軽い足音が素トン、と小さな着地音をもたらす。
いきなり室内を殺気で満たした小さな影は、なんでもないように立ち上がった。黒髪がさらりと揺れる。


「――これぐらい対応できずにどうしますか」


翻る姿がまとうのは明るいオレンジの炎だ。
予想以上に小さな幼い姿に、全員が息をのむ。



(中略)

「――不思議だね。君はこんなにも僕にそっくりなのに、やっぱり綱吉の子なんだ」

ぽつり、と呟かれたそれをひろったものは誰もいなかった。
炎の属性というのは、何故か血統が影響する部分が大きい。もちろん例外もあるが、ブラッド・オブ・ボンゴレをもつものはほぼ間違いなく大空の炎を擁する。キャバッローネも似たようなものらしいから、因果関係はわからずともそういうものらしい。
蒼弥は雲雀と綱吉の子だ。姿も中身も、自他共に認めるほどに雲雀にそっくりな息子は、それでも父親とは違う炎を持って生まれてきた。雲雀と同じ姿で明るい炎をまとう姿には、逆に違和感さえある。
クスクス笑う、それはどこか嬉しそうで。
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