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忙しいのも落ち着いて余裕ができたはずなのに以前より夜は眠くなります。逆に気がぬけたんだろうか。
最近曜日感覚がありません。まずいわー。




※前回の中略のあたり


それでもその雰囲気は子どもではない。彼らの知る『子ども』という存在は、まがりにもマフィアの一員であるランボでさえ、こんな殺気を撒き散らしたりはしない。

「テメー誰だ、一体どこから・・・・・・っ!」

獄寺は子ども相手ということで戸惑いながらも、険しい表情をくずさなかった。あの動き、何より自分達でさえ学び始めたばかりの死ぬ気の炎を操ってみせる能力。今現在置かれている状況が状況だけに、子どもの姿だからといって油断はできない。そもそも幻覚である可能性もあった。ここまで見事に取り込まれてしまっていては、すでに手遅れかもしれないが。
「・・・・・・?」
ただ。
(なんか違和感が・・・・・・)
そう、この感覚には覚えがある。視覚にも、聴覚にも、殺気の種類でさえ。
さらりと揺れる黒髪。鋭い黒曜石の瞳。両手に装備しているトンファー。
見覚え、が―――


「蒼弥くん・・・・・・?」


信じられないと、呆然と呟いた声は、獄寺の唯一の主のものだ。はっとした。
そこでようやく、山本、獄寺両名は自分の内の感覚に答えが出せた。
そう、そうだ。
見覚えがあるはずだった。確かに自分達はこの子どもを知っている。たった一度だけ。1時間にも満たない邂逅だった。生意気で、気に食わない外見をしていて。振り下ろされそうになった腕は、主に止められた。
「あん時の、雲雀んとこのガキ――・・・・・・!!」
「いいえて妙というか。意図は違うのになかなか核心をついている表現だというか・・・・・・」
呆れているのかどうでもいいのか判断はつかない声色だったが、少年は否定しなかった。それが綱吉の指摘が正しかったことをつげる。

「ななななななんで蒼弥くんがここにっ????!!」

落ち着け、という家庭教師の言葉が耳にはいらないほど綱吉は狼狽して取り乱す。何故、現代で雲雀の元に世話になっていた子がここにいるのか。とても冷静ではいられない。わけがわからないほどおそろしくて、手足が冷えていくのがわかる。最悪の予想が頭にうかんだ。
まさか。
まさかまさか。
(まきこん、だ――・・・・・・?)
京子やハル達だけではなく、たった一度触れ合っただけの子どもでさえ?



どうでもいいことですが蒼弥の相手が山本だったのは獄寺だとトンファーをとっさに受け止めるやつがなかったからです。最初は普通にごっくんの予定でした。でも山本は刀もってるけど獄寺はへたすると素で受け止めるしかないんじゃ?と。しかも負けるか危ういとこまでいくはずでした。ごめんごっくん。でも例の空白の13日間のあたりのはずなので療養してた山獄コンビはまだまだのはず。
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