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明日の教科やばいけど(え
そういえば更新し忘れてましたが「いんふぃにっと」は夏コミにて
いつもの憂い猫様に委託していただいてます。ありがとうございます。
いよいよ明後日ですね夏コミ・・・私も一度でいいから行ってみたいよ・・・


続きパロ

「この子はこの子の王のもの」
「何を言っているのかわからないよ」
どちらにしろ他人のものだと言われるのは我慢ならない。
だろうな、金色は苦笑して方を竦める。それに頓着せず雲雀は綱吉を取り戻そうと金色へと向かう。ぶわり、と金色に襲い掛かる殺気。
「っ……!」
その身体が射程距離に入る寸前、影が間に割って入り邪魔をする。
ガッ!
鼻の先までやってきていた銀色に、ぞくりと金色の本能が警報を鳴らした。いや、警報など、この場にやってきた瞬間からなりっぱなしだ。獣の本能は、危険に敏感だった。
「……こりゃ、マジでさっさと離れた方がいいな」
言うなり金色は、じたばたと雲雀の元へ駆けつけたくて暴れる綱吉を強引に抱え込み、いつの間にかできていた、空間にぽっかりと空いた穴へ、潜り込もうとする。影とやりあう雲雀が、今度は確かな焦りを持って叫んだ。
「綱吉!!!」
「この子のことは忘れろ。それが一番いい。ここは離れるが、それがこの子の幸せだ。信用できないのはわかっちゃいるが、心配することはねえよ」
「黙れ!!」
影の爪が腕、胴体、頬の血肉を切りつけることにもかまわず、なりふり構わずすり抜けたその先へ、手を伸ばす。
「きょ……!!」
抱え込まれた隙間から伸ばされた指は、けれど雲雀のそれに触れることなくすれ違った。

「あ……」

再び追いついた影が、その一瞬で視界を埋め尽くし、2人はお互いの姿さえ、もう捉えることはできない。

「いやだ!離せよ!!恭弥さんになんてことするんだ!」
あの人が、あの強い人が、あんなにも傷ついている。それも自分のせいで。発作ともいえる血への反応を示す身体と、その事実だけで、意識はすでに遠のきそうだった。ぐわんぐわんと視界がぶれる。
「すまん!ちょっと我慢してくれ!すぐに説明するから!」
ゆっくりと、その金色の身体が、綱吉を抱え込んだまま円になったその空間を潜り抜ける。

いやだ。

(いやだ、いやだ・・・!!)
心が悲鳴を上げる。どこか深い本能の部分で知っているこれから先を思い、叫んでいる。



「綱吉!!!!」



再び聞こえたその音が、綱吉の耳が捉えた最後の雲雀の声だった。





どうよ少女漫画(勉強しろ
誘拐犯な某跳ね馬ぷらす爆弾男。(どうなのその扱い

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